2010年 05月 25日
岩根躑躅 (いわねつつじ) |
皆さま、大変ご無沙汰しており申し訳ございませんでした。
日本は桜が終わり、新緑の季節を迎えている頃でしょうか。
前回よりすっかり季節を経てしまいましたが、季節のお菓子をご紹介させていただきます。
今回ご紹介するのは、今月お茶席にお持ちしたお菓子。 こんもりと茂る葉の間から、紅や白とあでやかに咲くツツジをきんとんで表しました。
新緑の季節を想いつつも、やはり常夏の国でのお稽古。今回は練切を用いず寒天のきんとんで口当り良い仕上げに。水羊羹のように口の中ですっと溶けてゆく寒天仕立てのきんとんは、少々冷たくしてお出しし、口に広がる涼しさも楽しんでいただけました。
お菓子の銘をつけるに当り、先生にお伺いしたところ、岩根躑躅でどうでしょうか、とのこと。
ツツジと言えば、日差しの似合う明るいイメージでしたが、 ’岩’と付くことで
深山にひっそりと咲くツツジが浮かび上がり、その陰影がお菓子にも趣深さを与えてくれるように感じました。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
さてお茶のお稽古では、冬の間使い慣れた炉を塞ぎ、今月より席の装いを風炉に改めたお点前が始まりました。マレーシアのお茶席で風炉点前をするのも今シーズンが最後。
何事にも一期一会の気持ちで、お点前一つ一つも大切にお稽古に励みたいと思う今日この頃です。
☆これまでのお菓子も載せました。よろしければご覧下さい♪
↓
・ ・ ・ 西王母 ・ ・ ・
白餡入りの餅種で黄身餡を包み、桃を模ったお菓子。
先輩の送別茶会にて。
いつも優しくほんわかとした雰囲気の先輩にぴったりのイメージです。
・ ・ ・ 雛しぐれ ・ ・ ・
卵のやさしい香りが喜ばれる、ふっくらとした蒸し菓子。
挽茶と紅に染めるとひな祭りに。
お茶ビギナーズトリオとして一緒に頑張ってきたお友達の送別茶会にて。
・ ・ ・ 花衣 ・ ・ ・
関東風桜餅生地におかゆを加えたしっとり生地で、桜餡を包みました。
小豆こし餡を包んだ’夜桜’も好評いただきました。
・ ・ ・ 春風 ・ ・ ・
挽茶餡をわらび生地で包んだ、淡々斎お好み菓子。
先生の思い出深いお菓子だそうで、ほんのり薫る抹茶は新緑の季節を思わせ、
つるりとした蕨生地は清々しい春らしさを感じさせてくれる・・・そんなお菓子です。
日本は桜が終わり、新緑の季節を迎えている頃でしょうか。
前回よりすっかり季節を経てしまいましたが、季節のお菓子をご紹介させていただきます。
今回ご紹介するのは、今月お茶席にお持ちしたお菓子。 こんもりと茂る葉の間から、紅や白とあでやかに咲くツツジをきんとんで表しました。
新緑の季節を想いつつも、やはり常夏の国でのお稽古。今回は練切を用いず寒天のきんとんで口当り良い仕上げに。水羊羹のように口の中ですっと溶けてゆく寒天仕立てのきんとんは、少々冷たくしてお出しし、口に広がる涼しさも楽しんでいただけました。
お菓子の銘をつけるに当り、先生にお伺いしたところ、岩根躑躅でどうでしょうか、とのこと。
ツツジと言えば、日差しの似合う明るいイメージでしたが、 ’岩’と付くことで
深山にひっそりと咲くツツジが浮かび上がり、その陰影がお菓子にも趣深さを与えてくれるように感じました。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
さてお茶のお稽古では、冬の間使い慣れた炉を塞ぎ、今月より席の装いを風炉に改めたお点前が始まりました。マレーシアのお茶席で風炉点前をするのも今シーズンが最後。
何事にも一期一会の気持ちで、お点前一つ一つも大切にお稽古に励みたいと思う今日この頃です。
☆これまでのお菓子も載せました。よろしければご覧下さい♪
↓
・ ・ ・ 西王母 ・ ・ ・
白餡入りの餅種で黄身餡を包み、桃を模ったお菓子。
先輩の送別茶会にて。
いつも優しくほんわかとした雰囲気の先輩にぴったりのイメージです。
・ ・ ・ 雛しぐれ ・ ・ ・
卵のやさしい香りが喜ばれる、ふっくらとした蒸し菓子。
挽茶と紅に染めるとひな祭りに。
お茶ビギナーズトリオとして一緒に頑張ってきたお友達の送別茶会にて。
・ ・ ・ 花衣 ・ ・ ・
関東風桜餅生地におかゆを加えたしっとり生地で、桜餡を包みました。
小豆こし餡を包んだ’夜桜’も好評いただきました。
・ ・ ・ 春風 ・ ・ ・
挽茶餡をわらび生地で包んだ、淡々斎お好み菓子。
先生の思い出深いお菓子だそうで、ほんのり薫る抹茶は新緑の季節を思わせ、
つるりとした蕨生地は清々しい春らしさを感じさせてくれる・・・そんなお菓子です。
by yorokombu
| 2010-05-25 22:33
| 今月の和菓子