2009年 01月 23日
初釜と花びら餅 |
皆さん、こんにちは。マレーシアでは中国正月を来週に控え、街は縁起物いっぱいの飾り付けで華やかなシーズンとなりました。この時期になるとドランゴンダンスやライオンダンスのドラ音がどこからか聞こえ、旧正月らしさを盛り上げてくれます♪
中国正月に盛り上がるマレーシア、でもやはり新暦のお正月でないとしっくりと来ないな・・・、日本人としてはそんな風に思ってしまいますね。
常夏の1月とはいえ、初釜のお茶席もあり、新年に相応しく今年の干支「丑」や勅題「生」にちなんだお道具の取り合わせで、お正月らしさをしみじみと感じることができました。
初釜と言えば、花びら餅。正式には「菱花びら餅」と言い、初釜のお茶席の主菓子としてお濃茶と一緒にいただきます。一口いただくと、ふっくらとした求肥、こっくりとした味噌餡、そして甘く柔らかく煮た牛蒡が一つになり、上品な甘さが広がります。
品のよさの中にも華のあるこの花びら餅、元は宮中や神社、公家の正月行事であった「歯固めの儀式」に由来します。この歯固めの儀式では長寿を祝い、赤い菱餅の上に猪、鮎の塩漬け、大根などをのせて食べたそうで、それが徐々に簡略化され、牛蒡は鮎の見立て、餅と味噌餡には雑煮の意味が込められ、今に至るそうです。
今年は日本人会の新年会でのお茶席、裏千家の初釜と久々にたくさんの花びら餅を作りましたが、皆さんに喜んでいただくことができとてもうれしく思っています。
「はじめて和菓子の会」でも大人気メニューの求肥。丁寧に練り上げると求肥はとってもふっくらとし、それだけも美味しいお菓子になりますので、花びら餅の他にもぜひ色々なお菓子に応用してみてくださいね♪
○○ お知らせ ○○
しばらくコメント書き込み不可設定にしておりましたが、コメント承認機能が付加されましたのでこの度コメント書き込み可能に設定変更いたしました。皆さまに一息ついていただけるような和やかなブログを目指しております。今後ともよろしくお願いいたします♪
中国正月に盛り上がるマレーシア、でもやはり新暦のお正月でないとしっくりと来ないな・・・、日本人としてはそんな風に思ってしまいますね。
常夏の1月とはいえ、初釜のお茶席もあり、新年に相応しく今年の干支「丑」や勅題「生」にちなんだお道具の取り合わせで、お正月らしさをしみじみと感じることができました。
初釜と言えば、花びら餅。正式には「菱花びら餅」と言い、初釜のお茶席の主菓子としてお濃茶と一緒にいただきます。一口いただくと、ふっくらとした求肥、こっくりとした味噌餡、そして甘く柔らかく煮た牛蒡が一つになり、上品な甘さが広がります。
品のよさの中にも華のあるこの花びら餅、元は宮中や神社、公家の正月行事であった「歯固めの儀式」に由来します。この歯固めの儀式では長寿を祝い、赤い菱餅の上に猪、鮎の塩漬け、大根などをのせて食べたそうで、それが徐々に簡略化され、牛蒡は鮎の見立て、餅と味噌餡には雑煮の意味が込められ、今に至るそうです。
今年は日本人会の新年会でのお茶席、裏千家の初釜と久々にたくさんの花びら餅を作りましたが、皆さんに喜んでいただくことができとてもうれしく思っています。
「はじめて和菓子の会」でも大人気メニューの求肥。丁寧に練り上げると求肥はとってもふっくらとし、それだけも美味しいお菓子になりますので、花びら餅の他にもぜひ色々なお菓子に応用してみてくださいね♪
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by yorokombu
| 2009-01-23 10:58
| 今月の和菓子